2010/04/30

Craft of Gods


0429 Craft of Gods OpenBeta 2/10

2勢力で争うPvPメインのロシア産MMORPG(多分)。システムは至って普通のレベル制で、レベルが上昇するごとに得られるステータスポイントを任意に4種類のステータスのどれかに割り振ってキャラを育てていく。同様にスキルポイントも入手し、特定のスキルツリーを発展させていくことで強力な魔法やスキルを使うことが出来るようになる。
目に付く人がごく少数にもかかわらずラグが酷く常時ワープでゲームにならない点と、クエスト受諾にレベル制限が無い点以外は、軒並み普通か普通以下。言葉では言い表せない混沌さと馬以外の様々な動物をテイミング(飼いならし)して乗れる点はシュールで面白かった。




プレイヤーレベル3に対して、クマのレベルは33。テイミングにレベル差での成否判定等は無い模様。この辺りも、カオス。
尋常じゃないラグもあって2,3エリアを縦断して終了。見かけた敵はすべてが動物だったので、モンスターは居ないのかもしれないが、それを確認することはもはや無い。プレイ時間1時間強。oβでネタとしては一興あるが、本体価格30ユーロでは買う人はなかなか居ないのではと思ってしまう出来であった。

2010/04/26

ニーアレプリカント

0424 ニーアレプリカント 8/10

PS3のゲーム「ニーアレプリカント」のレビューを4gamerに書いた。
なかなか面白かったけど、オッと思うようなシーンもシステムも無く、一般的な良ゲーという感じだった。

2010/04/12

Natural Selection 2 - Engine Test


0410 Natural Selection 2 - Engine Test n/a

アメリカのUnknownWorlds社が開発するマルチプレイFPS、の予約者向けエンジンテスト。
Half-Lifeの無料Modとして作られたNaturalSelectionの後継作だが、今作はスタンドアロン作品として有料でリリース予定。そのためにエンジンも自作したようである。

NS2のゲームシステムは前作と変わらないようで、宇宙海兵スペースマリーンとその基地に巣食うエイリアンとの攻防を描くマルチプレイFPSである。一般的なFPSと違うのは、RTS要素が加わっている点である。
宇宙海兵はチームメンバーの一人が司令官になる。この司令官は見下ろし視点で、RTSのように味方プレイヤーに指示を出せる。他のメンバーたちはその指示にしたがってチームの資源を確保し、司令官はそれを消費することで建築物を建てることが出来る。建築物には、武器防具の能力を向上させたり、ワープすることが出来るものなど数多くの種類が存在する。
一方でエイリアンは、個人個人が資源を持ち、独自の判断で資源を使うことが出来る。資源を使用してのアップグレードや、姿と役割を変化させるエボルブ(進化)を駆使して海兵と戦っていく。
お互いに破壊目標となる施設が存在し、それを全て破壊し敵を殲滅すると勝ちというのが基本的なルールである。
今回のエンジンテストでは対戦の部分までは実装されておらず、マシンガンを持って2つの狭いマップを走り回ることが出来る程度であった。以下SSと軽い説明。



基本的な動作部分にそれほど違和感は無いが、ジャンプが少しフワフワしていて気持ち悪かった。また、マズルフラッシュ(銃口の火花)はともかく、着弾エフェクトがちょっとしょぼいのと、まだ開発が追いついていないのか弾痕は残らなかったのは残念。




自分の記憶が確かなら光の処理に気を使ってるようなコメントがあったのでチェックしてみた。確かになかなかのもの。自分の持っている武器にまで光の処理が適用されるのはちょっと感動した。DX10ならもっと凄いのかもしれない。
ただ、グラフィック自体は次世代とは言いがたく、早いところ製品をリリースしてもらわないと時代遅れになりかねない勢い。


発見したバグ。曲がり角だと武器が埋もれる。左クリックを押しっぱなしの状態で弾が切れると銃声がループする。キーバインド設定でWASDと表示されているのに実際に移動する方向はWAWA。
09年の秋に発売すると言われていて、それから半年以上が経っているにもかかわらずこの状態。少し不安になるのだが、前作が非常に面白かっただけに期待することを止められない。UnknownWorldsには頑張って欲しい。

2010/04/07

Avencast


0322 Avencast: Rise of the Mage 7/10

魔法使いになりきって戦うシングルアクションRPG。
主人公はとある理由で魔法学校で勉強に励む魔法使い見習い。一人前の魔法使いとなるための試験を受けに洞窟に行ったのだが、試験を終えて帰ってくると・・・。というあらすじだと思う。なにぶん英語なので。
Steamでの発売日は3月18日。発売後あんまり売れなかったのか10%OFFで売っていたので購入してみた。お値段$9。通常価格は$10。


ハリーポッターさながらの魔法学校で主人公が居眠りをしているところからお話は始まる。どうやら体験版が夢の中でのチュートリアルっていう設定だったのでそこら辺を引き継いでいるみたい。芸が細かい。
メインシナリオがあり、それをクエスト形式でこなしていくことでシナリオが進行する。あいだあいだでサブクエストが発生し、それを達成することでEXPや強力なアイテムを手に入れることもある。



ゲームシステム自体は割りと普通。敵を倒すと経験値を入手することができ、規定の値が溜まるとレベルアップする。レベルアップ時にスキルポイントをもらえて、それをステータスやスキル取得に割り当てることでキャラクターを成長させていく。
主人公が覚えられるスキルには接近戦を主眼にしたBlood Magicと、遠距離戦を得意とするSoul Magic、そして召喚魔法であるSummoningの3つのツリーがある。魔法使いだからと言って、引き撃ちするばかりではないのだ。



操作方法は3種類のキーセットが用意されているので、恐らく困ることはない。キーコンフィグも用意されているので存分にアクションして欲しい。
特筆すべきこととして、魔法エフェクトのかっこよさがある。最初は地味な魔法しか使えない主人公が、成長するにつれてド派手な魔法をバンバンかましていく様子はファンタジー好きにはたまらないかもしれない。また、魔法を撃つときには数秒間立ち止まらなければならず、その辺りも魔法使いっぽさが出ている。



シナリオの重要な場面では上の画のようなカットが入って、ストーリーを盛り上げてくれる。

良い点。
こういう見下ろし型のアクションRPGは、Diabloっぽいクリック移動を連想してしまいがちだが、FPSプレイヤーにやさしいWASD移動もある。これにより、アクション自体が非常に軽快で、ダブルタップでのローリング回避などの頻繁に使う操作も楽に行える。
また、ショートカットを自在に変更できることに加えて、WASDと左右クリックの組合せでも魔法を発動できるのでショートカットが足りない!ということには決してならない点も○。
ちょっとした謎解きなんかがあるのも面白かった。正直、英語が全然わからない人だときついものもあるが、是非英和辞書を片手に解いてほしい。

悪い点。
シナリオのスケールが非常に小さい。ここで詳しくは書かないが、そんな大切なことがここで全部終わっちゃうんだ・・・、という印象を受ける。最初は(天才の片鱗を見せる)見習い魔法使いなわけだが、最終的な成長に納得が出来ない。また、シナリオがしょぼいのでプレイ時間を稼ごうとしているのか、チップセットが同じダンジョンをいくつもプレイさせられるのは辛かった。
罠。このゲームではダンジョンに罠が仕掛けられていることがあるのだが、数が多く凶悪なものがある。遠距離主体だとあっというまに死亡。罠を壊せるようにするとか、もう少し数を減らすとかして欲しかった。

まとめ。
敵の強さとのバランス調整もなかなかのもので、Soul Magicを鍛えまくって近接ぼろぼろな感じで行くと、いい感じに魔法使いの厳しさが分かるようなゲームだった。ほとんど作業なし、アクションは楽しいし、魔法はカッコいいしでグラフィックスやシステムに関してはほとんど言うことは無い。それだけに残念なのはシナリオとシナリオが理由で酷いことになっているマップ。もうちょっとしっかりしたシナリオであれば名作と言えるゲームになっていたことは間違いない。
プレイ時間19時間。これが1週にかかる時間。$10だと当たりに入るゲームかも。