2010/05/04

AilaOnline


0428 AilaOnline 4/10

韓国のSONOV(ソノブイ)社が開発したMMORPG。日本での運営はWeMadeOnlineがサービス提供するGAMEcomが行っている。ゲーム自体は最近よくあるWoWクローン。つまり、クエストが山のように用意されており、それをこなすことで簡単にレベルが上昇していく形のもの。課金形態はアイテム課金を採用している。

以下、画像を交えて特徴等の紹介。


上でも述べたようにいたって普通のWoWクローン。
異なるところがあるとすれば開始時にクラス選択をせず、レベル上昇時にもらえるステータスポイントやスキルポイントを割り振ることで自由なキャラメイクを出来る点。ということらしいが、こういう自由にステータス調節を出来るゲームにありがちな、目標とするプレイスタイルに合わせて特定のステータスだけを強化する、いわゆる極振りキャラでなければまともな戦闘を楽しめない状況になっているのは言うまでもない。スキルも特定の武器を持たなければ使えないものやステータスによる効果修正が大きいものが多いので、自由にキャラが作れるとは言いがたい。
また、レベルを上げるための戦闘をしなければスキルポイントを得られず生産スキルを拡充することができないことと、生産スキルと戦闘スキルで同じスキルポイントを消費することが理由で、生産だけを極めるということも出来ない。この点が元で、キャッチコピーである「生活型」の部分にはかなりの疑問が残る。加えて生産はどれを選んでも素材の消費が非常に多く、次のスキルを覚えるためのスキル本というのを買わなければならないので、大量の資本もなければ高レベルのスキルを覚えることは出来ないように思われる。生産だけで収入が得られるかと思いきやそんなことはなく、全ての生産スキルは採取に途方もない時間をかけなければ黒字になることはない。


装備品には、頭や腕といった通常の部位装備以外に守護石というものが用意されている。能力値向上の面から見ると守護石がメインなので、防具は見た目で選んでしまってもほとんど問題はないのが嬉しい。守護石の合成や強化などもある程度なら非課金で出来るので、普通に遊ぶ分にはそれほど困ることはない。


シグネットという特殊な魔法をかけてもらった状態で敵を倒すと、カオスゲージというのが溜まっていく。このカオスゲージは各エリアごとに用意されているもので、これが100%になるとそのエリアは一時的にPvPエリアとなる。エリアごとに設定された適正レベルであれば、100%になった時点で参加の意思を問うダイアログがポップアップする。参加表明することでランダムに3陣営のどれかに振り分けられ、ライフストーンというオブジェクトを取り合うPvP戦へ身を投じることになる。
PvPに親しみがない人も気軽に参加でき、上手に立ち回ればXPを大量にもらえる良システム。ギルド等に所属する必要がなく、ソロでも参加できるのでかなりやりやすかった。
カオスタイム突入時にパーティを組んでいるのに、パーティメンバーと別々のチームに振り分けられるのは少し残念。



ゲームシステムで放置釣りが許容されているので、町の水辺にはいつでも大量の人が居る。これだけ居てもプレイにはまったく支障をきたさない(ラグが起きない)のはなかなか凄い気がするがどうなのだろうか。結構頻繁に鯖落ち(鯖再起?)はしているが・・・。

総括。そこら辺にあるアイテム課金MMOと大差無し。課金アイテムの値段は比較的良心的だが、鞄拡張と騎乗動物がほぼ必須で、続けてプレイするなら月に500円程度は必要。
特に目新しい要素はないが、MMOを探している人が多かった時期だったのか人口がそこそこ多いのが強みになるかもしれない。後はこれからの運営次第で、こういうスタイルには飽き飽きしている人も多いのでどうなることやらという感じ。やるなら今の内。プレイ時間十数時間か二十時間超えてるかも。