2011/12/28

無双OROCHI 2

11.12.22 無双OROCHI 2
 
■進行状況
難易度普通で全ステージクリア。
Lv99キャラ4人。マルチプレイもかなりの回数経験済。
無双シリーズは直近では三国無双6と無双OROCHI Zをプレイ。
過去作品はガンダム無双や北斗無双を含めてちょこちょこプレイ済。

●アクション
  無双らしく簡単で爽快感がある。
●戦術性
  高難易度の場合には、操作するキャラの特徴を考慮した立ち回りをしなければならない。
●育成要素
  適度な手間でキャラが育つ。武器の馴染み(熟練度)はややマゾい。
●キャラが豊富
   プレイアブルキャラが100人を超える3Dアクションゲームは他にない。

●インターフェース
  陣地と出陣前の画面で統一されてない部分がある。(スキル情報表示の欠落など)
●マルチプレイ周り
  クライアント側として繋がりにくい。一度クリアしたマップにしか参戦出来ない。
●説明不足
  in gameのヘルプはあるものの、基本的な事項を説明書に頼りすぎているなど。

■総評
  近年の無双シリーズは旧来のものに比べて不満や不便を極力排除する方向になっており、プレイしていてストレスがほとんど無い。無双OROCHI 2もそれに違わず、修羅(最高難易度)以外では頭をからっぽにして敵を吹っ飛ばすことが出来る。
  また、今作では史実を再現する必要がないのでシナリオらしいシナリオはほとんど存在せず、基本的には気に入ったキャラクターを使って暴れるトリガーハッピーキャラゲーになっている。

  不満点の大半はマルチプレイ周り。ホストにつながりにくい、難易度等で実質制限がかかる割りにフィルター機能が無い、ホスト側の目的を提示する仕組みがない、そもそもCoopで協力をする枠組みが無いなど、マルチプレイにおけるシステム面やコミュニケーション面での出来は余りにも粗末。とは言うものの、ゲームが始まりさえすれば一応マルチプレイに足る程度の快適さは確保されているので安心を。

  ゲーム自体は簡単で誰にでもおすすめできる最高峰のキャラゲーであるものの、(キャラ愛を自慢するための)マルチプレイの出来で非常に損をしているゲーム。ここ2,3年でオンラインCoopはほぼ必須になって来ているので早いところシステムの洗練をして欲しいところ。キャラ育成である程度のリプレイ性を有しているものの、底は割りと浅いのでCoop目的なら早めの購入がオススメ。

2011/12/19

FINALFANTASY XIII-2

11.12.15 FINALFANTASY XIII-2


■進行状況
FF13クリア済み。
難易度ノーマルで1周クリア。
寄り道、レベル上げ等ほとんどせずに22時間弱。
パラドクスエンディング(マルチエンディング)は一つのみ確認。
 

●戦闘システム
  プレイヤーがすることは少ないが、それなりに忙しく戦闘が流動的で面白い。
●やり込み要素
  モンスター育成、サイドクエスト、カジノなどやりこみ要素の量が適切。
●前作(FF13)からの改善
  パラダイムの記憶、一本道ダンジョンの排除、見える街やショップ。
●ボスがでかい
  ほぼ全てのボスがでかい。迫力・臨場感があり強大な敵と戦っているのが伝わってくる。

●バランス調整
  一部ボスの突出した強さや、一部エリアの異常なエンカウント率。
●シナリオ
  FF13を経験してないと分からない。漫画を1巻分読み飛ばしても気にならない人なら大丈夫。
●エンディング
  To Be Continued....。シナリオに含まれるが、特に酷かったので。
●戦闘BGM
  前作よりインパクトが薄い。

■総評
  操作性や戦闘システム周りでは前作を踏襲し、かつ完成度を高めている。特にパラダイムシフト時の無駄な演出を止め、戦闘に集中できるようにした上で、戦闘におけるパラダイムシフトの重要性を高めるなど前作の面白かった点を強化する作り方が出来ている点は評価。
  一本道をやめたことと合わせて幅を持ったゲームになっているので、やり込みゲーマーにとっては嬉しい仕様に。目玉であるモンスター育成は、モンスターの見た目はやや魅力に欠けるものの、それなりの種類があり、モンスターの個体差もあるということで好きな人にはたまらないのではないだろうか。
  
  大きな不満点はストーリー。
  最初に前作の主人公たちを取り巻く状況が良くないことを綿密に語っていくものの、それらの難題は今作ではほとんど解決せず、むしろ悪化した上で、今作で初めて飛び出してきた新主人公の周りだけがスッキリする。これによって、前作からのプレイヤーは前作のキャラが全く活躍しないことにイライラし、今作からのプレイヤーは良く分からないけど終わったと頭の上にクエスチョンマークが飛び交う。この新主人公は世界をかき乱し、旧主人公たちを更なるどん底に叩き落すためだけに登場したのかと疑いたくなる。
  
  配信で見たボス戦が面白そうという理由だけで買った13-2だが、予想通りの平々凡々なゲーム。前作でも好評だった戦闘システムを上手く昇華している点は評価出来るが、いきなり前作に登場しなかった、キングダムハーツ風の少年が出てきたと思ったら、旧主人公をほったらかしたままTo Be Continued...という次回作を見越したエンディングは頂けない。
  シナリオ面では新旧どちらのプレイヤーにも優しくないので、そちらを期待して買うのは間違い。割と楽しめる戦闘やモンスター育成を綺麗なグラフィックでやりたい人にはそれなりのクオリティを保障してくれているので買うべし。

2011/12/04

Assasin's Creed Revelations

11.12.02 Assasin's Creed Revelations
■進行状況
  シングルプレイを最後まで。やりこみは割りとスルー。
  シリーズ作品は、無印(PC,英語)、Brotherhood(PS3,日本語)をプレイ済。
 
●プレイフィール
  従来作品をプレイする感覚のまま遊べる
●エンディング
  アルタイル△

●今作からの追加要素
  隠れ家防衛、デズモンドの回想パズル、教団運営
●舞台の選択
  非常に個人的だが、あまり興味の無い西アジアの街が舞台
●シナリオ
  意外性、ボリューム共に薄い

■総評
  正直言って期待はずれ。  2をプレイせずに買った前作、Brotherhoodがそこそこ面白かっただけに残念。従来通り街を駆け回る楽しさは残っているものの、屋根上にいる敵兵士が多いように感じるし、犯罪度のようなものでプレイヤーの行動を縛られる。

  今作がつまらない理由は追加要素によるところが大きい。追加要素とは上でも書いたように、隠れ家防衛、デズモンドの回想パズル、アサシン教団の運営など。隠れ家防衛はタワーディフェンス形式だが、配置による効率のようなものが存在しないに等しく、タワーディフェンスになりきっていない。デズモンドの回想では、FPSでアクションパズルをやらされている間にデズモンドの語りが入るため話を集中して聞けない上に、パズル自体が未完成でつまらない。アサシン教団の運営は、やらされている感がすさまじい。爆弾作成についても、煙幕や投げナイフで事足りるだけに必要性が疑わしい。

  それ以外にも、これまでに追加されてきたあらゆる要素が混在しているため、どれもこれもが薄く感じられる。特にマップの移動手段や、ミニゲーム要素はここまで残す意味が無く、潔く削れよ、と言いたくなる。チュートリアルが作業的で膨大な数の割に、使える場面が限られており、シリーズ作品の経験者は、それらの使い方を知っているため簡単に利用出来るものの、未経験者にとっては「これどこで使うの?」ということが多い。


  街を駆け回り、格好良いアサシンを体験させてくれるアサシンクリードシリーズは非常に面白いゲームだが、据え置き4作目になってフランチャイズ化が極まってきた印象。特に今作は、未経験者に厳しい仕様なため、シリーズ作品経験者以外には全くオススメしない。 これ買うならSkyrim買おう。