2011/09/13

DeadIsland

11/09/08 DeadIsland

■進行状況
Purna(銃器メインのキャラ)にて1週目クリア。Lv34。
Purnaで18時間半、Alt含んだその他のキャラを併せて、総計25時間ほど。

■Pros
・雰囲気
・オープンワールド
・ゾンビ
・トレハン要素
・近接攻撃が楽しい
・Coop

■Cons
・Settingsの項目が少ない
・上記で特にFOV
・散見されるバグ
・TPSみたいな挙動(WASD移動、武器振りに難有り)

■総評
ゾンビ版Borderlands。ただし、こちらの方が格段に戦闘は楽しい。
初見の印象は、銃を乱射するFPSではなく、キャラや武器の性能に依存し近接攻撃を多様するというRPGのスタイルに大きく寄っているという点で非常に悪かった。
実際、プレイをしていても銃を使う機会は威力や弾の所有数などの面からも大きく制限されているが、その代わりに近接武器でゾンビを殴ったり、切りつけたりするとゾンビの手足が吹き飛び、血しぶきが飛び散るという過剰なまでのフィードバックが返ってくる。このフィードバックのおかげで近接戦闘が異常に楽しいので、このゲームバランスは大正解。

では、これは襲い掛かってくる敵をなます切りにするゲームなのかというとそうでもない。妙に楽しい近接攻撃を多用するこのゲームで、敵を倒す場面においてプレイヤーに安全というシーンは全くといって良い程なく、戦闘中であっても背後を気にしていなければ不意を付かれることは間違いない。
そこで重要になるのがキックと、スタミナゲージ。キックは上手くいけば敵をノックダウンあるいは大きく仰け反らせることが可能で、攻撃の起点となる。一方でスタミナゲージは走ったり、ジャンプをしたり、武器を振ったりキックしたりするとどんどん消費していく。これが0になると一時的に何も出来なくなり、回復するまで一定時間を待たなければならないのだが、プレイヤーは常にこのゲージにも気を配らなくてはいけない。この二つが、ただ敵をクリックを連打するだけだったつまらないFPSでの近接戦闘を刺激的なものにすることに役立っている。
他の点ではマップデザイン、シナリオ、レベルデザインとそこそこの水準でまとまっており、不満は少ない。

ここからは不満点。
一つは近年の家庭用偏重の中で出されるマルチタイトルのPC版にありがちなSetting項目の不足。このゲームでは特にFOV、Bobing、Bloom、Blurなどの設定項目の追加を求めたい。FOVとBobingは特に深刻で、PCの環境だとまず間違いなく酔う。非公式でFOVをいじる方法も発見されているが、できれば最初から対応しておいて欲しい。
次にバグ。発売当初の飛行バグから始まって、クエスト進行の不可やアイテム消失が散発する。一部ではセーブデータ消失まで起こったらしいので要注意か。
そして、FPSにも関わらず、挙動がTPS風。キャラの動きに妙に慣性がかかったり、斧などの一部の武器を使うと画面が激しく揺れるなど、FPSプレイヤーには気になる点。 
上に書いてないが、SkillPtsのRespecなども現状では用意されておらず、追加が待たれる。

ざくっとまとめると。
ゾンビ映画をバラバラにして組みなおしたようなゲーム。雰囲気は良く、ソロだと若干難易度が上がるもののゲーム自体もとても面白いのでグロに抵抗が無ければ買い。4人までCoopプレイが出来るので、一緒にやる友達が数人いると尚良し。

注:Steamだと50ドルそのまんま取られるけど、僕はGreenManGamingで34ドル程度で買ったので、そのあたりも評価に含まれてます。

「win7の64bitでDead Island起動しねぇぞオラって人いたらMicrosoft AppLocate Utility入れてEnglishでDead Island起動させたら幸せになるよ」だそうです

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